金継ぎという伝統的な技法が、最近注目されています。興味はあるけれど、道具を揃えるのが大変だと思っている方に朗報です。
この記事では、100均グッズで手軽に金継ぎができる基本道具と、割れた器を修復する方法を紹介します。
始めてみたい方やDIY初心者の方にもオススメです。
金継ぎ初心者必見!100均グッズで揃えるべき基本道具と使い方
金継ぎは、割れた陶器やガラスを接着剤で修復する伝統的な技法です。最近では、手作りの器を飾るインテリアとしても注目を集めています。しかし、金継ぎに必要な道具は専門店で購入すると高価で、初心者にとってはハードルが高いものもあります。そこで、100均で揃えられる基本道具と使い方について紹介します。
必要な基本道具
金継ぎには、以下のような基本道具が必要です。
- 接着剤 金継ぎに使う接着剤は、「ウレタン系」か「エポキシ系」が一般的です。100均で購入できる接着剤でも問題ありませんが、作業時間が短くなる場合があるため、できれば専門店で購入した方が良いでしょう。
- ブラシ 接着剤を塗るためのブラシも必要です。金継ぎ用のブラシは柔らかめで、毛先が細かく揃っているものが適しています。100均で購入する場合は、ペイントブラシなどを使うと良いでしょう。
- 紙やすり 接着剤が乾いた後に、表面の凹凸をなくすために紙やすりが必要です。紙やすりは、目の粗さが400番くらいのものが適しています。
- マスキングテープ 割れた部分を接着する前に、周囲をマスキングテープで固定しておくと作業がしやすくなります。100均でも購入できます。
- 竹串 細かい部分を修復する場合や、紙やすりで修復すると難しい場合には、竹串を使うと便利です。100均で売られているような竹串でも十分です。
使い方のポイント
金継ぎにおいては、道具の使い方がとても重要です。正しい使い方をしていれば、割れた器がしっかりと修理され、長く使うことができます。以下に金継ぎの基本的な使い方のポイントをまとめました。
- 粘土を混ぜる
粘土は、割れ目を埋めるために使用します。100均の粘土を使う場合、まず粘土を指でこね、柔らかくする必要があります。その後、割れ目に塗りつけ、しっかりと埋めましょう。割れ目が深い場合は、何度か重ねて塗ることも必要です。
- 接着剤を塗る
粘土が完全に乾いたら、接着剤を塗ります。接着剤は、金継ぎ専用のものを使うことをおすすめします。100均の接着剤でもOKですが、質の良いものを選ぶようにしましょう。接着剤は、割れ目に塗るだけでなく、継ぎ目にも塗る必要があります。また、接着剤が完全に乾くまで、修理した器を触らないようにしましょう。
- 仕上げ
接着剤が完全に乾いたら、仕上げを行います。100均で買えるラッカースプレーを使うと、仕上がりがきれいになります。ラッカースプレーを軽く吹きかけ、乾かせば完成です。
以上が、金継ぎの基本的な使い方のポイントです。初めて金継ぎをする人でも、道具を揃えて正しく使えば、簡単に割れた器を修理することができます。金継ぎを楽しんで、素敵な器を修理してください。
金継ぎとは?その歴史や意味を知ろう
「金継ぎ」は、日本の伝統的な技法で、壊れた陶器を漆を使って修復し、金粉や金箔を施すことで、美しく蘇らせる方法です。
この技法の起源ははっきりしていませんが、縄文時代にまで遡ることができ、現在のような技法が発展したのは安土桃山時代から江戸時代の頃とされています。
(縄文時代からこうしたことが行われていたとは驚きですね)
江戸時代には高級な陶磁器は海外から輸入されたものが多く、大切に扱われて修復されていたようです。この辺は今のSDGsにつながる思想が日本人のDNAに組み込まれているのを感じます。
ただ、金継ぎは単なる”修繕”とは違い、傷跡をわざと際立たせ、新しい価値や美しさを生み出す芸術的な技法であり、日本人特有の感性や哲学が表現されています。
こうしたこともあって、数年前から海外でも日本の金継ぎは人気なんだそうですよ。
作品をSNSでシェアしよう
100均商品だけでも素敵な作品ができることが分かりましたね。
金継ぎした作品は、自分だけでなく他の人にも見てもらいたいものです。そこで、SNSでシェアすることをおすすめします。
SNSでは、金継ぎに関するハッシュタグやコミュニティーがありますので、そこに参加してみましょう。
金継ぎした作品の写真や感想、アドバイスなどを投稿すると、同じ趣味の人たちと交流したり、新しい発見や学びが得られたりします。また、他の人の作品を見ることも刺激になりますし、応援やコメントをもらうことも嬉しいですよね。
以下は金継ぎに関するSNSのリンクです。
– Twitter: #金継ぎ
– Instagram: #金継ぎ
– Facebook: 金継ぎコミュニティー
是非チェックしてみてください。